関節リウマチの検査データ

関節リウマチの検査は、一般的に以下の流れでおこないます。

 

関節リウマチの検査
  • 早期関節リウマチ診断基準のチェック
  • 関節の患部に触れる
  • X線検査
  • 血液検査
  • 尿検査
  • 関節液の採取

 

X線検査では、リウマチの早期発見につながり、血液検査、尿検査、関節液の採取は、体内で起こっている変化をしる手立てになります。また、薬の効き具合、副作用や、リウマチに似た症状の他の病気の診断にもつながります。

 

ですので、病院で診断された後は、検査結果データをもらって終わりではなく、自宅で保管しておきましょう。そうすることで、どのような状態に変わっていっているのかといったチェックもできます。

 

X線検査では進行状況が分る

リウマチのX線検査では、4つのステージの進行具合が分かります。

進捗 ステージ 症状
Ia 骨膜の内側で委縮がはじまる
Ib 骨と骨の間隔が狭くなる
Ua 骨が破壊されていく初期段階
Ub 関節のすき間がなくなる程破壊

ステージが上がる前に、早期治療をすることで効果的に対処することができます。ですので、症状がいつもと違う、違和感があるといった時点で早期に病院へいって診察してもらいましょう。

 

血液検査

人間の体重の8%を占めるのが、血液です。その血液は、酸素を運び、炭酸ガスと交換する赤血球、出血を止める血小板といった細胞など多くの働きをしています。

 

そんな血液の状態を知ることは、健康状態を知る上で欠かせないデータになります。ここでは、リウマチの血液検査の概要をご紹介します。

 

炎症反応検査

炎症反応検査は、静脈から取った赤血球を試験管に移し、1時間に何ミリ沈んだかを検査します。

 

健康体の方だと、1時間に
男性:15ミリ以下
女性:20ミリ以下
沈むのが一般的です。

 

関節リウマチの方だと、1時間に
中等度:30〜40ミリ
重度:80ミリ
沈みます。

 

末梢血液検査

末梢血液検査では、赤血球、白血球、血小板の数をそれぞれ調べる検査です。

 

白血球の数

健康な人では、1μリットルあたり、4000〜9000個の白血球が存在します。関節リウマチの人は、早期の場合、ほぼ健康な人と数はほぼ変わりません。ただ、1万個以上になると、悪性関節リウマチ等の可能性があるので、別の検査も必要になってきます。

 

赤血球の数

赤血球の数は、健康な人で1μリットル当たり、
男性:450〜550万個
女性:380〜500万個
含まれています。これも、関節リウマチの初期段階だと、ほぼ健康的な人と同じ個数ですので、あまり変わりません。

 

血小板の数

血症板は、血管が傷付いた時に出血を防ぐ働きがあります。この血小板の数は、健康な人で1μリットルあたり、13万〜35万個です。この血小板がそれより多い場合は、関節リウマチが進行している可能性があります。

 

免疫学的検査

免疫学的検査は、リウマチの検査の中でも重要な検査の一つです。

 

リウマチ因子検査

リウマチ因子は、自分の免疫細胞を敵とみなして免疫異常を引き起こす抗体で、IgM、IgGリウマチ因子などがあります。リウマチ因子の検査では、関節リウマチにかかっている人でも30%程度は陰性となることもあります。
また、関節リウマチに似た病気の全身性エリテマトーデスでは、30%程度が陽性と出ることがあります。

 

抗核抗体検査

抗核抗体検査は、リウマチなのか、それともそれに似た病気なのかを判別するために行います。抗核抗体とは、細胞のDNA,RNA,たんぱくを攻撃する自己抗体です。

 

例えば、全身エリテマトーデスでは、80%の高確率で陽性を示します。また、関節リウマチの場合は、20%程度と低く、健康体の場合は、陽性を示すことはありません。

こちらも読まれています。
>>リウマチ入浴剤ランキング

TOPへ